今月の逸品
ただいま展示中の「今月の逸品」
"ふえるの神様"が繋ぐ縁
「飛躍・敬愛・誠実」
一人ひとりが輝く未来のため
蘇った神様の啓示
複製土偶
現代 (約70年前)
蛇崩遺跡(世田谷区池尻)
都立青鳥特別支援学校の敷地内から出土したこの土偶、実は複製品である。
戦後の復興期から高度経済成長期にかけて、宮城県白石市立中学校の実務学級(特別支援学級)で職業教育の一環として生徒たちが製作し、「ふえるの神様」と称して販売されていたもので、これほど精巧なのは、製作を指導した元東京郷土資料陳列館初代学芸員の片倉信光が当時所蔵していた宮城県出土の土偶から直接象(かたど)ったからである。
また、白石実務学級立ち上げに際して、教員たちが一足先に設置されていた青鳥中学校(当時)を視察していたことも記録に残っている。展示品も、その縁によってもたらされたものであろう。支援教育の充実を図ろうとしていた両校の教師たちの熱が伝わってくるようだ。
そして、一度は忘れられてしまった"神様"が、再びこの世に姿を現した。これも、子どもたちの豊かな未来を願う心が繋ぐ縁なのかもしれない。
次回の更新予定
次回の更新は2月上旬頃を予定しています。









