東京都埋蔵文化財センター

設立目的・沿革

東京都埋蔵文化財センターの設立目的

 東京都埋蔵文化財センターは、都内における埋蔵文化財の調査、研究を行い、都民の文化財に関する理解を深めるとともに、文化財保護と地域開発の調和を図り、都民の文化生活の向上と地域文化の振興に寄与することを目的としています。

 東京都埋蔵文化財センターは、その設立目的を実現するため、東京都の施設「東京都立埋蔵文化財調査センター」を拠点とし、都内全域で埋蔵文化財調査事業を行うとともに、東京都立埋蔵文化財調査センターの指定管理者として、施設の維持管理と、埋蔵文化財に関する普及啓発を図るために、収蔵品等の展示公開や様々なイベント等を開催しています。

東京都埋蔵文化財センターのあゆみ

沿革

昭和40年9月 「多摩ニュータウン遺跡調査会」発足
昭和55年7月 「財団法人東京都埋蔵文化財センター」設立
昭和60年4月 新たに開設された「東京都立埋蔵文化財調査センター」内に移転
昭和63年4月 (財)東京都教育振興財団と統合し、「財団法人東京都教育文化財団」発足
平成3年4月 対象地域を「都内全域」へ
平成 7年4月 東京都埋蔵文化財調査センターの管理運営を委託契約で受託
平成11年4月 (財)都民カレッジと統合し、「財団法人東京都生涯学習文化財団」発足
平成18年4月 東京都が指定管理者制度を導入したことに伴い、東京都立埋蔵文化財調査センターの管理運営を指定管理者として受託
平成19年4月 「財団法人東京都スポーツ文化事業団」に名称変更
平成23年4月 東京都立埋蔵文化財調査センターの管理運営を指定管理者として平成27年度まで受託
平成24年4月 公益法人制度改革に伴い「公益財団法人東京都スポーツ文化事業団」へ移行
平成28年4月 東京都立埋蔵文化財調査センターの管理運営を指定管理者として令和2年度まで受託
令和3年4月 東京都立埋蔵文化財調査センターの管理運営を指定管理者として令和4年度まで受託
令和5年4月

所属法人が、公益財団法人東京都スポーツ文化事業団から公益財団法人東京学校支援機構に変更

埋蔵文化財事業と東京都埋蔵文化財センターの組織と機能全てが移管

公益財団法人東京学校支援機構として、東京都立埋蔵文化財調査センターの管理運営を指定管理者として令和9年度まで受託

令和5年7月

公益財団法人東京学校支援機構は、名称変更し、公益財団法人東京都教育支援機構に生まれ変わりました。

東京都立埋蔵文化財調査センターについて

 現在の場所に「東京都立埋蔵文化財調査センター」が作られたのは昭和60年で、多摩ニュータウンNo.57遺跡の西側部分を発掘調査して建設されています。

 この建物は、多摩ニュータウン遺跡内で見つかった土器や石器類の出土遺物の収蔵施設として、また、東京都埋蔵文化財センターが行う発掘調査の拠点として建築されましたが、資料をご覧になっていただけるよう「展示ホール」を併設いたしました。

 昭和62年には、発掘調査終了後に埋め戻して保存された、多摩ニュータウンNo.57遺跡の東側部分に、遺跡庭園「縄文の村」が開設されました。 

 東京都埋蔵文化財センターは、「東京都立埋蔵文化財調査センター」の設立以来、展示や行事の実質的な運営を行ってまいりました。また、平成7年度から17年度までは、都に代わってその管理運営を受託し、平成18年度からは、指定管理者として施設の維持管理及び埋蔵文化財に関する普及啓発活動も行っています。