東京都埋蔵文化財センター

はじめに

 東京都には、先人の生活が刻まれた遺跡が数多く残されています。これらの遺跡を都民共有の文化遺産として保護し次の世代に引き継いでいくことが、現代に生きるわたくしたちに課せられた使命です。
 一方、膨大な人口と、活発な産業活動に支えられた巨大都市東京では、安全で住みよいまちづくりのために、開発事業も進められています。
 開発によって掘削されてしまう遺跡を、発掘調査という考古学的な方法で適切に記録して後世に伝えることで、文化財の保護と都市開発との両立を図るとともに、埋蔵文化財やその保護に関する知識を広く普及していくことが必要です。
 東京都埋蔵文化財センターは、都内全域で発掘調査事業を行うとともに、多摩ニュータウン遺跡の出土品を管理・展示するために設置された、東京都立埋蔵文化財調査センターの指定管理者として、さまざまな展示や数多くの行事を通じて埋蔵文化財に関する普及・啓発事業を行っています。
 このWebページでは、東京都埋蔵文化財センターが実施している発掘調査事業の一部を紹介するとともに、各種の展示や行事などを紹介しています。
 入場無料、年中無休(年末年始と展示替え期間及び施設管理のための臨時休館を除く。)ですので、ぜひ足をお運びください。